河野澄子さん死去

 長野県松本市で1994年に起きた松本サリン事件の第1通報者で、当初容疑者扱いされた河野義行さん(58)の妻澄子さんが5日午前3時4分、サリンが原因の低酸素脳症による呼吸不全のため、長野県松本市内の病院で死去した。事件発生から14年余り、意識不明のまま闘病生活を続けていた。60歳だった。京都府出身。自宅は長野県松本市北深志。葬儀は家族だけで行う。



今日朝、出勤前に滝本太郎弁護士の文章を偶然読み、サリン事件の件を思い出していたところ、帰宅してから澄子さんの訃報を知った。発生から14年と言う、なんと永い月日であろうか・・・。自ら被害者にもかかわらず冷静に意見を述べる夫の義行さんの姿が痛々しい。夫婦とはこうあるべきだと思うがなかなか出来る事ではない。


 改めて坂本堤弁護士一家殺害事件や地下鉄で被害にあわれた方々の事を忘れてはならないと心に誓うのである。