熊野で世界少年野球大会 7月に台風被災地で共同開催

 日米野球界のホームラン王、王貞治さんとハンク・アーロンさんの提唱で始まった「世界少年野球大会」が今夏、熊野市で開かれることになった。鈴木英敬知事が18日の定例会見で発表した。和歌山と奈良両県、世界少年野球推進財団(王理事長)などとの共同開催で、鈴木知事は昨秋、3県を襲った台風12号被害をふまえ「復興イベントとしたい」と述べた。

 この大会は国内外から少年、少女が参加し、野球教室や試合を通じて交流する。1990年に第1回大会が米ロサンゼルスで開かれた。今回は22回目で、過去には岐阜県と愛知県でも行われた。

 今大会は7月22日〜30日に熊野市のくまのスタジアムを舞台に開く。野球教室には日本を含め計13の国と地域から参加。国際試合は海外の2チームを招き、3県のチームと交流試合を行う。参加国やチームは財団が調整している。

 鈴木知事によると、昨年9月中旬、王さん本人からの電話で開催を打診され「復興イベントとしてやろうと決意した」という。開催費用1億1000万円のうち、県は3500万円、和歌山、奈良両県は1000万円をそれぞれ負担する。



  三重県では『紀伊半島大水害復興 第22回世界少年野球大会 三重・奈良・和歌山大会(仮称)』として公表しているが、非常にいい試みである。三重県に熊野スタジアムが出来てから野球が熱い、特にいい球場がないのが三重県で他県に比べると恥ずかしい現実だ、これを機会に他の球場も電光掲示板と客席、トイレ、駐車場などの整備を期待する。

http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/2012010109.htm