第94回全国高校野球三重大会 決勝

 夏の高校野球・三重大会は28日、いなべ総合学園vs.松阪高校の決勝戦四日市霞ヶ浦球場で行われる。私の好きなチームが残り嬉しい限りであるがどちらを応援しようか迷うのである。
 今日の試合は尾崎監督と松葉監督の闘いであるとみている。どちらの監督も名将と呼ばれるが、野球に対する熱い思いは子供たちにどう届いているか見たい試合である。そういった観点で今日は球場に足を運ぼうと思うのである。

伊勢木綿[一言]

 津の松菱百貨店の裏にある紙・文具専門店「ミフジ」で伊勢木綿のはぎれを見つけた。非常に素朴で懐かしい木綿素材である。
 伊勢木綿は現在津市一身田にある臼井織布株式会社でほそぼそと作っている。ここの事は子供たちの方が社会見学で行っているので詳しい。この地区は木綿の産地でもあり昔から盛んに製造されていたと言われている。ロシアに流された大黒屋光大夫の積荷は伊勢木綿であると言われているから多くの商人が江戸と一身田を行き来していたのではないかと勝手に思っている。

 社名 臼井織布株式会社
 http://isemomen.com/index.html

生地の購入については反物なら臼井織布株式会社のHP(http://isemomen.com/index.html)。上記で書いた、紙・文具専門店「ミフジ」に売ってます。
 1本巻38センチ×160センチ…2268円
 はぎれ38センチ×45センチ…525円
購入する場合は柄、色、金額についてはそれぞれ確認してください。参考まで・・・。

6歳未満脳死判定 「状態安定している」 肝移植手術の病院会見 

6歳未満の男児から提供された肝臓を、肝不全の10歳未満の女児に移植手術した国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)は16日、記者会見を開き、手術が無事終了したことを明らかにした。松井陽(あきら)病院長は、「今後は(術後の)拒絶反応、感染に対して十分な注意を払う必要がある」としたものの「現在は全身状態は安定している」と安堵(あんど)した表情を見せた。

 センターによると、女児は15日午後3時半に手術室に入り、午後4時に手術を開始。約11時間後の16日午前3時に終了した。術前の女児は重篤な状態にあったといい、手術には京都大医学部の上本伸二教授らの支援を受けたという。

 両親は病院を通じ「『ありがとう』という言葉でいいのか…。感謝以外の何ものでもありません」とのコメントを発表した。

 執刀した笠原群生(むれお)・臓器移植センター長は、子供から子供への臓器移植は大人から子供への移植と違い「血管をつなぎ合わせる際の難しさがあった」と説明。これまで、200例以上の肝移植に携わった経験を持つが「臓器提供があった場合にきちっと命がつなげるようにひたすら精進していくことは私の仕事だと思っている」と終始厳しい表情を崩すことはなかった。


 脳死についても移植についても異論はないが、摘出した臓器をクーラーボックスに入れて物の様に扱うのは忍びない。医者は臓器を提供した子供の親御さんの事を考えているのであろうか。遺骨でももっと大切に扱われるとおもうのだが、ましてや人と同じ重みのある地球より重きものである。

北朝鮮ミサイル速報システム、自治体3割で困難

 北朝鮮が12日以降の発射を予告している弾道ミサイルの情報を速報するため、政府が活用する全国瞬時警報システム(Jアラート)が、全国の3割超の自治体で情報を自動的に住民へ伝えられないことがわかった。
 防災行政無線がないことや老朽化していることが主な原因で、ミサイルが上空を通過する予定の沖縄県内でも41自治体中14自治体で自動速報できない状態に陥っている。
 政府は沖縄県内の自治体・住民に対し、発射情報をJアラートで速報し、万が一、ミサイルが予定ルートを外れ、日本の領域に飛来する恐れがある場合は、屋内避難などを住民に呼びかける。
 政府が今回、ミサイル発射情報に初めてJアラートを活用することにしたのは、Jアラートの情報が届く受信機が全国98・4%(昨年12月現在)の自治体にあり、上空を通過するとみられる沖縄県でも全41自治体に設置されているためだ。
 しかし、総務省消防庁によると、速報するには防災無線などのスイッチを入れる自動起動装置が必要で、これを導入済みの自治体は、全国で66%(同)にとどまっている。
 沖縄県の14自治体でも、防災無線の未整備や老朽化などから同装置を設置できず、受信機に情報が届いても自動的に住民に速報できない。(2012年4月6日08時15分 読売新聞)


 迷惑な12日発射予定の北朝鮮弾道ミサイルであるが、弾道ミサイルの情報は全国瞬時警報システム(Jアラート)で自動的に全国の自治体に発せられるそうです。上のよみうりの記事でもどう国民に知らせるか難しいところでありますが
どうなることでしょうか。

『国民保護サイレン』14秒 吹鳴
「ミサイル発射情報。ミサイル発射情報。 当地域に着弾する可能性があります。屋内に避難し、テレビ・ラジオをつけてください。」
  【3回繰り返し】

この『国民保護サイレン』は嫌な音です。参考に「 http://www.youtube.com/watch?v=Xuf4BbxhE_o 」あげておきますが、あまり聞きたくない音です。


「日本の自殺」について


 2012年3月「文藝春秋」(3月特別号)に掲載された論文「日本の自殺」は37年前の同誌に掲載されたものである。何故再掲載されたかと言うと、朝日新聞の12年1月10日付け1面の若宮啓文主筆の「『日本の自殺』がかつてなく現実味を帯びて感じられる」と記したことからだ。高度成長に湧き豊かさを享受している現在の日本だが、かつて栄華を誇った古代ギリシャローマ帝国の衰退と没落と同じ道を歩いている・・・、と言うものである。
 政治も経済も外交もどうにもならない日本のあがきの中で、過去の文明が滅びていく過程が今の日本と同じであると37年前に予言したグループがいたと言う事だ。それが「グループ一九八四年」で、日本の保守派知識人の匿名グループと言われている。
 話しは飛ぶが、ジョージ・オーウェルは、近未来小説としての『1984』を刊行した。そして、村上春樹氏は『1Q84』は逆の方向から1984年を描いた近過去小説である。私は1984年をトリガーとして大きな潮流が変わっていく点だと思うのである。だれがこの潮流をつかみこれに乗るのか、混沌とした時代に飛び込む国民を救ってくれるのだろう。そんなことを考えながら「日本の自殺」をよんだ。

文藝春秋 2011年 03月号 [雑誌]

文藝春秋 2011年 03月号 [雑誌]