クロッシングを見なければ。


  『クロッシング』が名古屋でも上映されている。場所はシネマスコーレ (愛知県名古屋市中村区椿町8-12 アートビル1F)駅裏である。 


もう8年もたつのだろうか。2002年、北京のスペイン大使館に逃げ込んだ脱北者25人の映像を思い出すのであるが、この事件をモチーフとして作られたのが、『クロッシング』(朝: 크로싱、英: Crossing) である。

 生きるために北朝鮮から中国へ渡った父子の悲劇とあるが、きっとこの映画を観れば、今の日本では「生きるため」という言葉は死語である事に気づくし、家族という言葉を考え直さなければならない様な気がするのである。


 私が20歳の頃(36年前)、五味川純平の『人間の条件』9時間31分をオールナイトで観に行ったが、その時の映画に対する情熱が再び蘇るような真剣さが感じられる映画である。クロッシングを見なければ。



クロッシング
http://www.crossing-movie.jp/

シネマスコーレ
http://www.cinemaskhole.co.jp/cinema/html/home.htm