「東方神起」の日本活動休止に思う

 韓国の人気アイドルグループ「東方神起」が、日本での活動を中止することが明らかになった。日本でのマネジメントを担当するエイベックスが3日に発表したもので、これをもってグループでの活動は全面休止となった。
  
  韓国メディアは、3日のエイベックスの公式発表の内容とともに、日本のメディアの反応やファンクラブの動向などを詳しく伝えている。そして「日本での活動中止は実質的な解散となった」「所属事務所と対立している3人が別のチームを結成する可能性がある」など、今回の日本での活動休止は実質上「解散」となる手順を踏んでいるとの見方が強まった。


  「東方神起」は2009年7月、メンバー3人(ユチョン・ジュンスジェジュン)が所属事務所のSMエンタテイメントを相手に、専属契約の無効を求める仮処分申請を行ったことから、解散説が絶えず流れていたが、今回の日本での活動休止はファンに大きな衝撃を与えた。現在はメンバーそれぞれがドラマや舞台などソロでの活動が中心となっており、契約問題が解決しても、メンバー5人の心を一つにするのは難しいとのではという見解が大勢を占める。

  このような状況でも、エイベックスにはファンからの応援のメールが6000通以上も寄せられており、韓国の公式ファンクラブCASSIOPEIAの掲示板にも「5人で復帰することを望む」「全員そろってこそ『東方神起』、信じて待つ」など、不仲説を乗り越えてグループでの活動を望むファンからの書き込みが殺到している。



 韓国の芸能界は人権よりも契約を重んじるようである。お互い(メンバー及び事務所)解散になって得はないと考えるのだが、何を考えているか分からないのが不思議なところである。


 ところで睡眠時間が3時間しかないとか、アルバムが50万枚以上売れないとメンバーへの分担がないとか、専属契約の期間が10年以上で長すぎるとか、無茶苦茶厳しい内容ではある。その上、辞めれば違約金も数10億円というから本当なら酷い話である。でも、契約は契約である。そんな契約をしたのはメンバーであろう。


 騙した騙されたの問題ならば恥ずかしい話であるが、あの美しいハーモニーは日本人では無理であろうし、如何せん仲の悪いメンバーではあんなに合わないのも事実である。ダンスも然り、事務所もメンバーの事をおもって対応するほうが良いと思うのである。


 いい音楽を、のんびりと聞くことで心の平安を少しでも得ようとする、ファンも大事にしてほしいと願うのである。