内藤、亀田興が計量パス=いよいよ29日に決戦−WBCフライ級

 世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトル戦(29日、さいたまスーパーアリーナ)の計量が28日、東京都内で行われ、チャンピオンの内藤大助(宮田)は50.7キロ、挑戦者で同級3位の亀田興毅(亀田)はリミットちょうどの50.8キロでパスした。
 内藤は緊張気味だった前日とは違い、リラックスした表情。「計量を終え、ほっとした。お客さんにボクシングは面白いと思ってもらえる試合をしたい」と6度目の防衛を見据えた。亀田興は「力を早く証明したい。おれは挑戦者らしく戦う。向こうには、チャンピオンらしい戦い方をしてもらいたい」と2階級制覇に意欲を見せた。
 計量直後、亀田興が内藤をにらみつける場面もあったが、王者が目をそらし相手にしなかった。 
 また、前座で行われるWBC女子アトム級タイトル戦の計量もあり、チャンピオンの小関桃(青木)、挑戦者で同級5位のティラポーン・パンニミット(タイ)とも46.1キロでパスした。

明日29日、16:30 WBC世界フライ級タイトルマッチがさいたまスーパーアリーナで開催される。やはり注目の亀田興毅が6度目の防衛戦の内藤大助(35)に対してどんな試合をするかである。今日の挑発的なパフォーマンスは多めに見るとしても、もう23歳なんだから大人の試合を見せて欲しいと願っている。


 弱い犬程良く吠えると言うが、興毅も考えて試合をしてほしいと願う。