ホンダ マイクロHV導入へ

 ホンダが、アイドリング・ストップ車にモーターの動力補助機能を付ける簡易型の「マイクロ・ハイブリッド(HV)」車の導入を検討していることが14日、分かった。通常のハイブリッド車よりも軽量・小型のシステムで、開発コストを抑えられるのが特徴だ。ホンダはHVを軸にエコカー戦略を進めており、低コストでの燃費改善や排ガス削減のためにはマイクロHVが有効と判断した。実用化されれば、国内大手メーカーとしては初めて。


 マイクロHVは、車の減速時に発生するエネルギーを、モーターが回収して充電する。停車時はエンジンが自動停止し、エンジンが再始動するとき、充電した電気でモーターが作動して発進の動力を補助する。エンジンだけでの発進、加速に比べ、燃費効率が向上できる。動力補助に回せる電気が少ないが、小型、軽量なうえ、高頻度のアイドリング・ストップと組み合わせれば「効果はある」(伊東孝紳社長)としている。

 モーターの動力補助は基本的に発進時に限られ、赤信号で頻繁に止まる市街地で、効果を発揮するとみられる。伊東社長は「(技術的にも)一番簡単で、今後、当たり前の技術になる」として、マイクロHVが広く普及することになるとの見通しを示した。

 ホンダは、数年後に米国投入する電気自動車(EV)については、「積極的な必然性がない」(伊東社長)として早期の国内投入には否定的だ。一方で、ユーザーの要望の強いミニバンをはじめ、HVを全車種に広げることを軸に、エコカー戦略を強化していく方針。その中で、マイクロHVも戦略の柱の一つに位置づけ、積極的に展開していく考えだ。



マイクロというのは簡易型の意味であるらしい。車というものは発進時に燃費を一番消費するので、そこをモーターで補助し、且つ停止時にエンジンを停止させることで、燃費を1〜2割改善するというものだ。すなわち廉価版“ハイブリッド車”の事で追加コストが数万円と非常に安く済むところがメリットである。


 現行ハイブリットは通常走行時もモーターがつながっているがマイクロHVは発進時に限定することによりモーターや充電用電池を小型化できるそうで、大きな車にも対応可能である。


 昔のっていたCITY−Eタイプはハンドルをスポーツタイプに交換したら、充電不足になり直進道でバッテリー上がりを経験したことがあった。要するにハンドルを切った時には充電するが直進時には充電しない方式であった。要するにハンドルを変えたためハンドルを切った時にも充電しなくしてしまったことがあった。15年以上も前にリッター20kmも走ったから良い車だったが、懐かしい話である。


 燃費を向上させるためにメーカーはいろんな努力をしている、使う側も本当に良い物を選んで乗りたいと思っている。新たな楽しみができたと思っている。