【関西独立リーグ】えりちゃん、初先発5回3失点。“いいんじゃないの”

 野球の関西独立リーグ、神戸の吉田えり投手(17)が22日、神戸・スカイマークスタジアムで行われた大阪戦でプロ初先発。チームは0−8で敗れ、吉田は今季2敗目を喫したが、5回3失点と上々の内容を見せた。

 神戸はこの日、主力の大半が横浜の入団テストを受験。野手は6人しか残らず、DHに村上監督代行、衣川選手兼任コーチが捕手、一塁は投手の小園が務め、投手も4人とコマ不足となり、いわば窮余の策で吉田が先発した。

 これまで1イニングが最長の吉田は四回一死まで大阪打線を完璧(かんぺき)に抑えた。その後2安打1四球で一死満塁とされたが、無失点に切り抜けた。五回二死二、三塁で大阪の長谷川にランニング本塁打を許し、この回で降板。先発投手として“合格点”の内容に、村上真一監督代行は「体力をつければ来季以降が楽しみ」と話した。

 主催試合では後期最高の1629人の観客動員。人気と好投ぶりに、村上監督代行は今月30日の今季最終戦(明石)での「先発も考えてみます」と前向きだった。


 三回まではパーフェクトの見出しに目を奪われたが、小さい体から投げられる白球は大きく見え、絵も美しい。


 彼女が投げるのなら観に行きたいと思っているが、関西独立リーグのお家事情も厳しいようだ。今回も神戸から横浜の入団テストに10名参加からえりちゃんに出番が回ってきたが、選手も必死に戦っている、そんななか、ナックルボールを駆使し投げる姿は健気で美しい。『がんばれ!』と声援したくなるのである。