モン君、団体戦優勝 ・・・全日本折り紙ヒコーキ大会(幕張メッセ)

両親がミャンマーからの難民のため無国籍扱いになっているタイの少年が、タイ政府の特別な許可を得て日本を訪れ、千葉市で開かれた「折り紙ヒコーキ大会」の団体戦で見事優勝しました。

 紙ヒコーキを飛ばしてその滞空時間を競う全日本大会に参加したのは、タイから来たモン・トンジー君(12)です。

 去年、タイの大会で優勝して日本に招待されましたが、モン君は両親がミャンマーからの難民で無国籍扱いのため、日本に来ることができませんでした。しかし、地元の盛り上がりを受けたタイ政府は、特例でモン君に臨時パスポートを発券したのです。

 念願の出場が叶った19日の大会では、モン君のグループが見事優勝を果たしました。将来の夢は、飛行機のパイロットになって自由に空を飛び回ることだそうです。

 うれしい話である。北部チェンマイの小学生、モン・トンジー君(12)は「無国籍」のためパスポートが発給されず、タイ予選で優勝しながら日本での出場が危ぶまれていた。そこはタイのアピシット首相の政治決断で臨時パスポートの発給され、団体戦優勝となった。


 昨日19日は団体戦、そして今日20日個人戦である。モン君、日本の大地から力いっぱい投げあげて、1秒でも長い対抗時間をかせいで欲しいと願う。彼は「お世話になった人に感謝したい。両親にも優勝を伝えたい」と素直な気持ちを話すが、自分の国から早く紙飛行機を飛ばしたいと願っているのだろう。


 http://mono-stu.jp/plane.html