ウォーホルのマイケル肖像画に高値

ニューヨークの画廊「Vered」が18日、AFP通信に明らかにしたところによると、ポップアートの旗手アンディ・ウォーホルが1984年に描いた、急死した米人気歌手マイケル・ジャクソンさんの肖像画(写真)が、「何百万ドル」という値段で競り落とされた。
 画廊の経営者は、「オークションは大成功だった。正確な値段は言うことができない。何百万ドルといったところだ」と語った。経営者はこの売買は売り手と買い手の双方にとっていい取引だったと語った。また買い主に関しては、投機家が美術品収集家を上回ったとだけ語り、身元は明らかにしなかった。

 このマイケルさんの肖像画は、5月にサザビーズのオークションで27万8500ドル(約2600万円)で落札されたもので、買い主はマイケルさんの悲劇的な死を受けて売りに出した。最近では、ウォーホルさんが描いた他のマイケルの肖像画は2008年のロンドンでのオークションを含めて、買い手がつかない状態だったが、急死で事態は一変した。



 アンディ・ウォーホルは1987年に亡くなっている。ポップアートの旗手と言われ、多かれ少なかれ彼の影響を受けた芸術家は多い。


 ウォーホルがマイケル・ジャクソン肖像画を描いているとは知らなかったが、よく見ると味があり、マイケルの内面をあらわしているように感じるのである。 


 オークションと言うのは分からないもので、こんなに価値が急に騰がるとは思わなかったが、予想しなかった彼の死に投機家はチャンスと見ているのであろう・・・。