世界初 カプセル内視鏡

 消化管の中で外から自由に動かせるカプセル内視鏡を、龍谷大と大阪医科大のチームが開発し、2日に公開した。「尾びれ」を付けて魚が泳ぐように動き、方向や速さをコントロールできる世界初のシステムで、「狙った場所をきちんと撮影できる」という。
 カプセル内視鏡に永久磁石を内蔵した「ひれ」をバネで取り付けた全長4・8センチの装置。磁場の高速切り替えによって「ひれ」を振動させてカプセルを進ませる。外から与える磁場を調節することで、速さや方向を変えられる。
 現在使われているカプセル内視鏡は、消化管のぜん動運動で進むだけで外から操作できず、狙った部分の撮影が難しかった。
 チームは中型犬の胃の内部の撮影に成功した。大塚尚武龍理工学部教授(機械システム工学)は「さらに小型化を進めて安全性を確かめ、1年後に人で臨床研究を始めたい」としている。
 内視鏡は水中で動くため、検査の前に水を飲むことが必要。胃腸の検査の前には「バリウムではなく水」の時代になるかもしれない。

 これは凄い。


 胃カメラを飲むくらいだったら死んだ方がましと、ずっと胃のレントゲンしか検査しない事にしている我輩であるが、これくらいだったら飲めるかもしれないと感じた。どうも、うどんより太い管を胃まで通す事はどう考えても嫌である、もしやれと言うのだったら、鼻から入れる経鼻内視鏡だったらいけるかも知れないが抵抗はある。


 そう考えると、今回開発されたカプセル内視鏡だったらもっと小さくすれば水を沢山飲むだけで検査が楽に出来るかもしれない。手術の苦痛ならば我慢もするが、検査の苦痛なんてとんでもない。そんなわがままはあたりまえのことだと思うのであるが・・・。