新型インフル患者数、「新規発症は減少」と厚労省

 厚生労働省は23日、神戸市で初めて新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の国内感染が確認されて以来1週間の患者数の推移を公表し、「ピークは20日で、ここ数日は新規の発症者が減ってきた」との見方を明らかにした。

 公表したのは、感染確認日ごとの国内の新規患者数の推移(検疫時の発見は除く)。神戸市で初めて患者が見つかった16日は8人だったが、兵庫県大阪府に広がった17日は50人を突破。19日にはいったん47人に減ったが、20日には77人に達し、その後は21日が27人、22日20人、23日14人(午後4時現在)と落ち着きを見せている。

 新型インフルエンザ対策推進室の難波吉雄室長は減少の原因について「(兵庫県大阪府などが取っている)休校措置が一定の効果を上げている」と分析。しかし、学校が再開される25日以降は「患者の広がりについて改めて状況を見極める必要がある」と指摘した。

 一方、大阪府が公表した発症日ごとの新規患者数によると、一番早いのは10日で、その後急増し、17日の29人をピークに減り始めたという。橋下知事は「府内の感染者が初めて確認された17日時点で、すでに相当な人数が感染していたことがはっきりした」と語った。

私の住む三重県では新型インフルの発症者の発表はいまだ無い。先週から神戸、大阪、京都、滋賀と上京するように発症者が増えてきたのであった。三重県といえば文化圏としては関西ながら、生活圏としては中部圏である為、若者を中心とした発症には時間があるようだ。関西では高校が休校に成り、カラオケボックスが満員になったと、休校の効果は少ないように思ったが、それなりに自宅待機を貫いたまじめな高校生も多かったようだ。



 今高校の教師はこの問題で頭を悩ませているのだが、関西以外の学校では修学旅行をキャンセルするかどうかで議論を呼んでいる。当然キャンセルすればキャンセル料を払わなければならないし、積み立て費用にはそんな余裕は無い。実際のところ京都市観光企画課によると、16日から21日までに、延期も含み約600校、約9万人分の修学旅行がキャンセルされたというから、大きな問題だ。



 そういえば先日、京都龍安寺の石庭に行ったが、あいにくの修理中にもかかわらず、修学旅行の子供たちが小グループに分かれて大勢見学していた。修学旅行と言っても昔とは様相が大分変わり、タクシーの運転手に説明してもらいながら見学し、終われば次の場所まで移動するというなかなか大人げな行動だ。

 という事は今月京都はすいているという事だ、自家用車の駐車料金無料の石庭で観光し、近くの外人に大人気の「くら寿司」でお昼を食べる方が、まずい湯豆腐より京都情緒あるのではないかと思った。


 この新型インフルエンザ、大げさな対応も必要ないが、危機管理をおろそかにするわけには行かないのであるが、関東に比べれば関西はお国柄あまり気にしていないのが現状である。新型インフルエンザなんか気にせず京都観光を満喫したほうが良さそうな気がする。今京都は穴場である。


 こんな事を考えてみる。