“ナックル姫えりちゃん”初登板
野球の関西独立リーグが27日、大阪市西区の京セラドーム大阪で開幕した。男子とともにプレーする初のプロ野球選手、吉田えり投手(17)=神戸9クルーズ=が初めてマウンドに上がった。
試合は神戸が大阪ゴールドビリケーンズに5-0で勝った。
吉田投手は九回、二番手で登板。最初の打者に四球を与えたが、次打者を空振り三振に仕留め、デビューを飾った。打者2人に対し、9球を投げ、詰めかけた約1万人の観衆を沸かせた。
東京の女子硬式クラブでプレーしていた吉田投手は昨年のドラフト会議で神戸から7位指名を受け、独立リーグ入り。ナックルボールを操る「女子高校生投手」として注目を集めている。
“ナックル姫えりちゃん”こと関西独立リーグ・神戸の吉田えり(17)が9球デビューし、空振り三振をうばった。神戸9クルーズの中田監督も彼女のマウンド度胸には感心しているが、初登板でいい結果が出たことに対して、胸を撫で下ろしたというが、気持ちはよく分かる。
関西独立リーグとは、2009年に大阪府・神戸市・明石市・和歌山市に本拠を置く大阪ゴールドビリケーンズ・神戸9クルーズ・明石レッドソルジャーズ・紀州レンジャーズの4球団で発足した。他にも四国・九州アイランドリーグ、ベースボール・チャレンジ・リーグがあるから日本で3番目のプロ野球独立リーグである。関西独立リーグのコミッショナーであり、四国・九州アイランドリーグの創設者はご存知だと思うが、元プロ野球選手の石毛 宏典(52)である。
こんな中へナックル姫えりちゃんが看板娘として入団したのだから、神戸9クルーズの中田監督も相当気を使っている。彼女の決め球はジャイロ回転する100km/hの直球と80km/h台のナックルボールといわれている。早い球を投げる投手の後に彼女のナックルは効果があるが、目も慣れてくると非常に怖いのである。小さな体からサイドスローで投げられる球で3振してくれる姿を見ると快感であるが、長く頑張って欲しいと願っているファンも多いのである。