クラウンマジェスタ・・・フルモデルチェンジ(610万円〜)

 トヨタ自動車は26日、トヨタブランドの最高級セダン「クラウンマジェスタ」を4年9カ月ぶりに全面改良して発売した。エンジンや車体を大きくしたほか、世界で初めて後席中央部用エアバッグを備えるなど、事故の際の乗員保護機能を充実させた。

 マジェスタは、セルシオが06年にレクサスブランドに「昇格」したため、トヨタブランドの最高級車となった。後輪駆動モデル(排気量4.6リットル)の燃費は1リットルあたり9.4キロと旧型から0.3キロ改善した。ほかに排気量4.3リットルの4輪駆動モデルもそろえる。

 安全面では、衝突事故の際に搭乗者への衝撃を軽くする「プリクラッシュセーフティシステム」を出合い頭の事故でも作動するようにした。衝突しそうになったとき、後部座席の背もたれを自動的に元の位置に戻して乗員を保護するシステムも付けた。

 価格は610万〜790万円と旧型から最大で100万円上がった。販売目標は月千台。


 予定どうりクラウンマジェスタが発売された。発進時も加速時も、静けさを維持しながら、ドライバーが要求するパワーを得られるV8 4.6リッターの最高級セダンである。日本の技術の粋を集めた、ものづくりの最高峰といえる代物である。


 しかしながら庶民には、こういう車に乗る人の素性はよく分からない。時々こういう高級車に路上でぴったり付かれると、安物の車は早くどけと言われているような劣等感にさいなまれるが、日本経済を支える高級車であるからして、素直に道を譲るのが常道と考えるのである。


  100年に一度の経済危機というなか、610万〜790万円の車が月間1000台も売れると言う目標は、流石はトヨタと感心する。利益の大きな高級車の新たな投入で巻き返しを図りたい考えのようだ。


 ちょっと、微妙〜なのだ。