トヨタ、低価格(200万円割る)ハイブリッド車を開発へ 


 トヨタ自動車ハイブリッド車価格戦略に本格的に動き出した。
 13日、同社が200万円を切る新型ハイブリッド車を開発し、2011年にも日本で発売すると、日本経済新聞が朝刊で報道したことで、株式市場でもトヨタ株が活況。午前10時すぎの時点で、前日比110円高の2930円を付けている。

 トヨタは12日に09年5月に発売予定のハイブリッド車プリウス」の新モデルの最低価格を、205万円程度とする方針を固めたと報じられたばかり。トヨタプリウスの値下げに踏み切る背景には、ライバルとされるホンダ「インサイト」の販売が好調に推移していることがあるが、さらに別の低価格のハイブリッド車を開発することで価格競争に勢いをつける。

 新型のハイブリッド車は、他車種との部品共通化などでコスト削減を進め、現行プリウス(最低価格233万1000円)や新型プリウス(同205万円)、またホンダが2月に発売したインサイト(同189万円)よりも低価格の実現を目指すという。

 世界的に自動車の新車販売が低迷する中で、環境対応車の人気や関心の高さは業界でも数少ない明るい材料となっている。2月にインサイトを発売したホンダは燃費や環境性能に優れた車を比較的求めやすい値段で提供していく戦略を明言しており、トヨタとしては、プリウスで築いてきた環境に強いイメージを今後も維持していくために、価格競争でもホンダに遅れをとることは許されない。

 またトヨタとホンダの価格競争によって、ハイブリッド車の価格帯が一般のガソリン車並みに近づいてきたことで、日産自動車など他社も低価格のハイブリッド車や電気自動車の開発ピッチを急ぐ必要が出てきた。


遅い!遅い!


なんでトヨタが低価格ハイブリッドの開発が2011年なのであろうか・・・。

 お客様のために、良い製品を、早く、安く造る品質管理を構築したトヨタが2年後の2011年に低価格ハイブリッドを出すのだろう。せいぜい遅くとも来年だ。


 2年も経てばホンダは150万を切る新ハイブリッドを出しているかも知れない。なんと言う時間が止まった経営であろうか・・・。


 私、6000円台で買ったトヨタ株もいまや半分の3000円を割り込んでいる。上記ニュースで株価が騰がったといえどもたいした事無い。株主として言わしてもらえば、昔の土の付いた「三河の百姓」の考え方に戻れないのであろうか・・・。形振(なりふ)り構わず、がむしゃらに製品を造り、1円でも安くコストダウンをして行くという、もの造りの基本を見失っているのであろうか。


 残念である。