新型「プリウス」

トヨタ自動車は1月13日、米国デトロイトで開催中の2009年北米国際自動車ショーにおいて、ハイブリッド車プリウス」の新モデルを公開した。

 トヨタ自動車は2009年1月13日、米国デトロイトで開催中の2009年北米国際自動車ショーにおいて、ハイブリッド車プリウス」の新モデルを公開した。5月中旬より日本で販売を開始し、その後、世界各地で順次発売する。

 3代目となる新型プリウスは、燃費がガソリン1ガロン当たり50マイル。システム全体の90%以上を新開発した1.8Lガソリンエンジンに、モーターとリダクションギヤを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載する。車両全体でのエネルギー効率を向上することで、「世界最高レベルの燃費性能と2.4L車レベルの動力性能を実現した」としている。

 フロント席の背もたれの薄型化や、ハイブリッドバッテリの小型化と配置変更などにより、ラゲッジ容量が現行モデル比で約30L拡大している。また内装材には、環境負荷を低減するエコプラスチックを採用した。

 同社によると、プリウスは北米を中心に世界40カ国以上で販売しており、2008年12月末時点の累計販売台数は約120万台に達したという。


 将来を見据えてハイブリッドに力を入れるのは、トヨタとホンダである。販売台数では断然トヨタの勝であるが、プリウストヨタの社運をかけているといっても過言ではないし素晴らしい車だ。

 しかし、環境を考えいい車が売れるとは限らない。トヨタもとうとう必死になってきた。6月に14年ぶりに創業家出身者である豊田章男副社長(52)を社長に昇格させると決まったら、次にトヨタ自動車の部長級 約2200人が3月末までに自社の新車を購入する取り組みを始めたという。なんと言う早い対応、部長が買ったら課長も買わざるを得ないだろう。もちろん取引先も圧力がかかる。仕事は減っても笑いながら新車を買うのだろう。厳しい世の中だ。
 
 まあ、トヨタの部長級が2200人もいるのに驚くが、プリウス累計販売台数は約120万台というのも驚きだ。