不快な発明、カラオケ1位

 【ロンドン8日共同】8日付英紙インディペンデントは、英国人を対象にした調査で「最も重要と思いつつも最も不快に感じる発明品」として、日本発祥のカラオケが携帯電話などを抑えて1位となったと報じた。

 調査は英政府が2500人以上の大人を対象に実施。22%がカラオケを最も不快な発明品に挙げた。24時間スポーツチャンネル(17%)、ゲーム機(12%)、携帯電話(11%)が続いた。

 英国では、日本のように防音施設が整った個室型のカラオケボックスがまだあまり広まっていない。多くの人が飲酒するパブにカラオケが置かれていることが多く、音痴の人や酔っぱらいの歌声が“騒音”被害を招いているという。

 同紙は、カラオケは日本の井上大佑氏が1971年に発明したと伝え、特許を申請していれば約1億5000万ドル(約136億円)を得ていた可能性があったとの試算があるとした。

 「カラオケは10人歌いたい人がいれば、その後ろには被害を受ける人が150人はいる」との声を紹介。「人々を街に繰り出させ、楽しませている」とのカラオケ機器会社幹部の反論も伝えた。

 わかる、わかる。「カラオケは10人歌いたい人がいれば、その後ろには被害を受ける人が150人はいる」と英紙は取り上げるが、大体へたくそな歌を聴かねばならない状況は拷問にかけられているような気分になるときがある。

 まあ、耳をふさぐと言う自由もない状況が多いからしょうがないのであるが、ドラえもんに出てくるジャイアンの歌では聞いていた人を気絶させるほどであるのだが、たまにそんな気分になるときがある。

  尚、2004年にイグノーベル賞の平和賞を受賞した井上大佑氏の名前もあがっているが、 特許を申請しなかった彼の行動もやはり理解できないのであろう。