高野連次期会長・・・・奥島孝康氏(前早大総長)

 日本高校野球連盟の脇村春夫会長(76)は28日、東京都港区の明治記念館日本学生野球協会副会長の奥島孝康氏(69)に次期会長への就任を要請し、奥島氏もこれを受諾した。11月28日に開かれる日本高野連評議員会で承認され、正式に第6代会長に就任する。

 奥島氏は愛媛県出身。1994年から2002年まで早稲田大総長を務め、現在は早大大学院教授。高校野球の指導に直接かかわったことはないが、昨年高野連が設置した「特待生問題有識者会議」の委員を務めた。

 奥島氏は受諾後の会見で「教育の一環でアマチュアリズムという精神だけは堅持していきたい。特待生問題は、脇村会長がつけられた一定の道筋を見守りながら取り組む」と話した。

 会見に同席した脇村会長は「この時期に引き受けていただき、大変喜んでいる。立派な方に来ていただいた」と語った。



 大物が就任することになる。野球経験のない高野連会長の就任は初代の上野精一氏(昭和21〜23年在任)以来60年ぶりとの事である。10月22日、脇村春夫会長は後任候補に選出していた早稲田大前総長で日本学生野球協会副会長の奥島孝康氏(69)に対して、正式に就任要請すると発表していたが昨日(28日)奥島氏が受託した。


 奥島孝康氏は早稲田大学出身で日本の法学者(会社法)といわれるインテリである。早稲田大学第14代総長を務めた人であるが、学校法人早稲田実業学校の初等部(東京都国分寺市)の入試面接で多額の寄付金要請を主導した責任を取ってやめている。


 大物だからしょうがないのだろうけど、正しいのか正しくないのか庶民には分からないが、政治家の肩書きのような財団の多くに名前を連ねている(下記)人である。高校野球の人気は過熱する一方で、特待生問題はどうも有耶無耶になっている様な気がする。何か密室で進んでいるような気がしないでもないが、この問題については、「脇村会長がつけられた一定の道筋を見守りながら取り組む」と話し、抜け目の無いところを見せた。


 人選に口を挟むわけではないが、早大のスポーツ改革や他の改革実績が彼を選んだに違いないが、朝日新聞非常勤の監査役を2003〜2007年までやったことは大きいと思うのである。高校野球ファンとしては彼の受託を喜んでいいのやら判らないが、子供たちが公平にプレイする姿を望むだけである。 


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