福田首相が辞意

 福田康夫首相は1日午後9時半から首相官邸で緊急記者会見し「新しい布陣の下、政策実現を図らねばならないと判断し、辞任することにした」と述べ、退陣を表明した。求心力低下が指摘される中、12日召集予定の臨時国会を乗り切るのは困難とみて、自らの退陣により、事態の打開を図る必要があると判断した。自民党は速やかに総裁選を行う予定で、後継選びは麻生太郎幹事長を軸に進むものとみられる。
 首相は会見で、昨年9月の就任以来、政治とカネや年金記録漏れなど「積年の問題への対処に忙殺された」と指摘。同時に、道路特定財源一般財源化や消費者庁設置の方針決定など「新たな方向性は打ち出せた」と強調した。その上で、野党が過半数を握る国会で厳しい運営を強いられてきたことに触れ「体制を整えた上で、国会に臨むべきだと考えた」と辞任の理由を説明した。
 会見に先立ち、首相は麻生氏と首相官邸で会談し、辞意を伝えるとともに、総裁選の手続きに入るよう指示した。


月9ドラマ「太陽と海の教室」を見ていると、急に画面が変わり何が起こったのかとと思いきや、福田首相辞任の記者会見がはじまった。とんでもない、自民党の前向き策略で、小泉元首相の返り咲きでもあるのかと、ドラマの中断も致し方なかろうと思ってしまった。


 しかし、内容は単に任期途中で政権を投げ出すという内容に他ならず、質問が終わり首相が立ち去ると、20分の中断でドラマが始まった。


 いったい何だったんだろう。20分のくだらない長〜いコマーシャルが始まっただけのような時間が過ぎ去った。脳裏では民主党の小沢代表や自民党麻生太郎幹事長の顔が浮かび、あすからの政局を危惧したが、いつの間にやら櫻井朔太郎(織田裕二)に引き込まれてしまった。このドラマは月9の中でも北京五輪とぶつかり視聴率が伸びない低調さを数字で表していたが、後半で巻き返しを図るところで今回の中断は痛かっただろうと心配した。


 今日は後味が悪い日である。