鈴鹿8耐

 ホンダワークスのエース清成龍一(25)が、3年ぶり2度目の優勝を飾った。2年間、優勝から遠ざかっているホンダワークスの威信をかけ、カルロス・チェカ(35)とのコンビで激走。「うれしい。順調に来ていたので、確信はなかったけどいいレースができると思っていた」。相棒チェカの冷静な走りもあって、8時間ほとんどトップで快走した。


 夏の祭典『鈴鹿8耐』(オートバイ世界耐久選手権シリーズ第3戦、第31回鈴鹿8時間耐久ロードレース)決勝レースが7月27日おなじみの鈴鹿サーキットで行われた。うだるような暑さの中、スタート3時間を経過後にわか雨にみまわれ、コースは水浸しになった。このとき、トップを走る清成、チェカ組はライバルが雨用タイヤに代える中、スピードを落としての走行し、路面が乾くと見るや爆走し後続を寄付けなかった。ホンダワークスが地元の鈴鹿の天気を知るからこそ、出来た作戦であろう。兎に角、ホンダワークスチームの優勝は3年ぶり、トップはほっと胸をなでおろす。




鈴鹿8耐記録
▽決勝 

  1. 清成龍一カルロス・チェカ組(ホンダ)214周=8時間0分20秒(平均時速155・60キロ)
  2. 酒井、渡辺組(スズキ)214周
  3. 小西、高橋組(ホンダ)210周
  4. 秋吉、加賀山組(スズキ)209周
  5. 佐藤、中須賀、武田組(ヤマハ)209周
  6. 山口、クラッチロー(英)、オハローラン(豪)組(ホンダ)208周