ロバートの『山本博がプロボクサーに!』


 7月28日放送、テレビ朝日系「クイズプレゼンバラエティー Qさま!! 真夏の大決戦 涙の3時間大感動SP〜ロバート山本 最後の挑戦〜」を見入ってしまった。どうなるかどうなるかと引っ張れながら、何回コマーシャルを見たことだろう。でも、プロテスト合格発表で名前を確認したときには、何かほっとしたような気分になった。


 ロバートというのは秋山竜次(あきやま りゅうじ、1978年8月15日 - ) 、山本 博(やまもと ひろし、1978年9月5日 - )、馬場裕之(ばば ひろゆき、1979年3月22日 - )の3人トリオである。東京吉本所属、吉本総合芸能学院(NSC)東京校4期生。その中でもあまり目立たない山本博が今年1月にボクシングのプロテストに挑戦し、不合格になった。今回はそのときの悔し涙が番組のスタートになっていた。


 番組では仕事の合間に練習をしたり、毎日10キロの走りこみを放送するなど本格的なドキュメンタリー番組に思え、別に「クイズプレゼンバラエティー Qさま!! 」タイトルは余分であるように思った。しかしながら、元世界王者・竹原慎二飯田覚士 、現役世界王者・内藤大助とのスパーリングを経て自信をつけ肉体が変わっていく姿は素晴らしく、山本の性格が一般的で身近に感じられるからこそ、ついつい応援したくなる気分にさせてくれる。


 博のスポーツ歴は小学校は野球・陸上、中学校がテニス部、高校がゴルフ部足利工業大学附属)というからスポーツ万能だが、いい指導者に恵まれなかったのだろう。それが、1流の指導者についたにもかかわらず1月結果を出せなかった。その事がバネになり、今回の合格につながった。
 人の縁というものは不思議なものである、きっと今回のプロテスト合格で彼の人生大きく変わる様な気がするのである。