一斉休漁に思う

 主要漁業団体が一斉休漁した15日、水産物の取り扱い全国一の東京都中央卸売市場築地市場は、鮮魚類の入荷量(暫定値)が前日の559トンから527トンに減少し、価格も全般的に上昇した。16日には、さらに入荷減や値上がりが進むとの懸念が出ている。

 燃料高に対して、主要漁業団体の策は一斉休漁であった。原油高の影響で、水産物の品薄や価格上昇が進めば、魚離れがもっと酷くなり、続々と廃業というスパイラルは止めることが出来ないように思うのである。


 暫定税率の問題で1ヶ月だけガソリン価格が下がったが、あれが一番すっきりした解決案であるように思う。それを道路族議員天下りした官僚たちに甘い汁を吸わせ自分の地位を守るというくだらん考え方を数の力で押し通す自民党はどうも好きになれない。


 自分の釣った魚を食卓に上げることはこよなく嬉しいことであるが、ガソリン代を払い美しい海で大漁を願っても、買った魚の方がずっと安く思うのである。景気が冷え込み収入は減るわ、物価高で支出は増えるわ、と野菜を育てるように魚は育たないのである。


 誰か、「CHANGE」のキムタク総理のような指導者を待ち望んでいるの居るのだが・・・・。