<選抜高校野球>「21世紀枠」増、「希望枠」廃止

 第80回記念選抜高校野球大会毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の第4回運営委員会(委員長・脇村春夫日本高野連会長)が9日、大阪市の中沢佐伯記念野球会館であり、来春の第81回大会では「21世紀枠」を2枠から3枠に増やし、「希望枠」(1枠)を廃止することを承認した。

 21世紀枠は地域貢献など、数字だけでは測れない活動を評価して選考する。01年の第73回大会で導入され、これまでに計17校が出場。記念大会の今春は3校が選ばれ、いずれも初戦を突破した。多彩な顔ぶれがそろう選抜大会の特徴を生かすため増枠に踏み切った。

 希望枠は第75回大会から導入。神宮大会枠の選出地区を除いた全国の補欠1位校から、失点、失策などのデータに従って選ばれる。各地区で球場の状況が違うことなど、公平性確保が難しいとの問題点が指摘されていた。

 第81回大会の出場32校は、一般選考28▽21世紀枠3▽神宮大会枠1。


 第90回全国高等学校野球選手権記念大会の地方大会が順次おこなわれる中、もう春の甲子園の話である。まあ、主催する新聞社が違うから別物と考えていいのだが、別枠を少し変更するようだ。前大会はたまたまくじ運から勝ち抜いた21世紀枠が貢献した為、今回のように「希望枠」(1枠)を廃止し、「21世紀枠」を増やした経緯である。


 しかし、試合に勝って甲子園にいけるわけでなく、誰かが選んでいくと言うような選び方は納得いかないところもある。春の選抜は県の代表になったからといって甲子園にいけるわけではない。県によっては代表なしのところもあるが、2校のところもあるということだ。


 地域の代表として考えるならば、同県2校選出はなくして、「21世紀枠」や「神宮大会枠」は県の代表が無しのところから選んで欲しいと思うわけである。