小学生姉妹の列車が脱線

 8日午前7時45分ごろ、三重県いなべ市藤原町、三岐鉄道三岐線東藤原駅の構内で、近鉄富田発西藤原行き電車(2両編成)の先頭車両が脱線した。乗客は2人だけで、小学6年生(11)と5年生(10)の姉妹が通学中で脱線した車両に乗っていたが、けがはなかった。

 いなべ署などによると、先頭車両に4軸あるうちの2軸の車輪が脱線した。東藤原駅構内のレールポイントで脱線しており、同署はこのポイントを中心に原因を捜査している。

 国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は同日、事故の原因を調査するため、調査官3人を派遣した。


 この記事読んで、何か心が和んでしまった。三重県いなべ市藤原町の出来事である。あさ、7時45分ごろ東藤原駅構内の列車がポイントの切り替えがうまく行かず、脱線してしまった。乗客は2人で、小学生の姉妹の2人きりだった。
 きっと小学生姉妹2人は驚いたことだろう。怪我が無くてよかったと胸を撫で下ろしたのは私だけではあるまい。


 この三岐鉄道というのは四日市富田駅から乗り換え、西藤原まで運行している鉄道会社である。三重県の北西地区は水のおいしい石灰岩の地質からできている。石灰岩からセメント原料を国策的に運び出すために作られた路線の大株主は太平洋セメントである。だから所有する列車は、鉄道ファンにはたまらない直流用電気機関車のED45形や秩父鉄道デキ200形電気機関車を所有している。


 話は変わるが、今日も滋賀県米原市米原東海道新幹線米原駅構内で、同駅を通過中の東京発岡山行き「ひかり373号」に人がはねられ、即死した。 2時間以上も新幹線が止まり、一人の自殺者の影響で多くの人が影響をこうむった。こんな嫌な話を耳にすると、自殺した人の気持ちは分からないけど、脱線した列車に2人の姉妹の事を聞いていれば亡くならなかったと確信する。そんなに小学生姉妹2人が気にかかったそしてのんびりした事故であるように思ったのである。