畑仕事



 ちょっとした庭の空き地に野菜を作っている。ナス、キュウリ、トマト、ピーマンであるが毎日ポコポコ野菜が出来るのは結構楽しいもんだ。


 昨年ほったらかしにしておいた春菊の種がそこら中に種を撒き散らし何百と芽を出した。さっそくプランターに植え替え、大きくしようとたくらんでいるし、トマトの脇目は植えといたら実をつけるようになってきた。


 どうも年寄りの土いじりはけち臭くて且つ楽しい。先日もスーパーで買ったジャガイモに芽が出てきたので半分にし、灰をつけて植えといたら収穫できたのである。無から有なんて思っているが、そんなわけない。



 先日もキュウリが大きくなりすぎて市販のネブシ竹では短くなってきたので、河原に竹の添え木を取りに行った。いまどき青竹は強度的に弱いので2年物を探し切って来たのである。3〜4mのがちょうど良く、縦横十時に取り回した添え木はなかなかよろしい。


 折りしも今週は七夕、笹を取り短冊に願い事を書くような趣味は無いが、蒸暑い夜、七夕竹にそよぐ風は心地よい。


   七夕竹 そよぐ風待ち 水を打つ       及川貞