「谷本整形」(伊賀市上野車坂町)の点滴治療問題

 整形外科「谷本整形」(伊賀市上野車坂町)の点滴治療問題で、県健康福祉部は7月4日、同整形の管理者である谷本廣道院長に対し、安全確保と再発防止を求める指導文書を交付、伊賀保健所の中山治所長ら県職員3人が同整形を訪れ、運営する「医療法人慈整会」の谷本直子理事に指導文書と一連の問題についての調査報告書を手渡した。



 とうとう県も動き出した。4日午前11時に谷本院長を伊賀保健所に呼んで、文書を手渡す予定だったが、4日朝ドタキャンの連絡があったという。伊賀保健所の中山治所長ら県職員3人は11時30分に谷本整形をわざわざ訪ねたが、面会できず、再度午後3時に訪ねたというものだ。
 いやはや三重県はお人好しの集団であろうか。そんな医者は免許取り消しにしてしまえと思うのであるが、中山治所長は一歩一歩地道に責任を全うしているのであろう。県警も死亡した市川満智子さん(73)の血液からセラチア菌が検出されたことが分かり、院内感染が原因であり、容疑を業務上過失傷害から同致死傷に切り替えての立件を目指すとの事。
 おっと、午後3時に中山治所長が行った時には、谷本院長には会えず理事の直子夫人と10分ほど面会したとの事である。しかし谷本院長はくわせものである。記者会見では家にバスダブが無いと開き直り、泣きを見せ、通用しなくなったら、面会謝絶の黙秘である。
 保健所の所長も大変な仕事であるが、蛇のごとく食らいついてついて頂きたい。