ペン回し

 ペンスピナー必見のDVD 手の上で"クルッ"とペンを回す「ペン回し」。今やその目にも留まらぬアクロバティックな指技が、ネットの動画投稿サイトで披露され、中高生を中心として一気に大ブームになっている。

そんなペン回しの「極意」を知ることのできるDVD「日本ペン回し協会公認DVD ペン回し王 KING OF PENSPINNING」が2008年6月27日、ポニーキャニオンから発売された。

「日本ペン回し協会(P.S.A.J)」とは、2007年7月に「ペン回しの普及と振興・ペン回しを通じた国際理解」を目的として作られた団体。今回発売されるDVDの他にも、ペン回し専用ペン「PEN'Z GEAR」やペン回しの参考書「ペンスピニング」などの公認商品を持つ。08年2〜3月には、世界で初めてのペン回しの大会「PenSpinning Tournament Japan 2008」を主催した。

このDVD では、基本トリックである「ノーマル」「ソニック」など全35種を完全網羅。プレイヤー目線のカメラアングルや通常比10倍スロー再生など、実践目的を意識した仕様になっている。組み合わせによる連続技「フリースタイル」をトップスピナー(ペン回しの達人)が披露するなど、トップスピナーを目指すペンスピナー達には必見のDVDだ。

価格は、2940円。


ペン回しに縁の無い我輩であるが、周りにはくるくるめまぐるしく回す若者が沢山いる。もうちょっと若ければ、挑戦するのだが彼らのテクニックには遠く及ばない。


 「bonkura」の通り名で親しまれた京大生、長井俊和氏の訃報は残念であったが、日本ペン回し協会の発展には大きく貢献した。「ペン回し」専用ボールペンの発売や3月には『PenSpinning Tournament Japan 2008決勝』がおこなわれ、密かなブームが浸透していると言えるのである。


 愛知の星城中学校、理科の近藤英章先生は「日本ペン回し界の父」と呼ばれ、技の分類、命名ルールの考案、ルーツの研究にも取り組み、現在のペン回しの基礎を作り上げたと評価されている。


 いまや、手持ち無沙汰やストレス解消なんて流暢な事は云って居れないが、傍から見てめまぐるしいのはどうもいただけないのである。近藤先生は人と話をする時は回さないといわれているが、マナーの基準はまだまだ甘いのである。