ドイツ4強進出  サッカー欧州選手権(EURO2008)

サッカーの欧州選手権は19日(日本時間20日未明)から1次リーグを勝ち抜いた8強による決勝トーナメントがスタートした。準々決勝初日の19日はバーゼルのザンクト・ヤコブ・パルク競技場で、1次リーグA組首位のポルトガルと同B組2位のドイツが対戦した。


 2006年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会3位決定戦と同じ顔合わせとなった試合は、前半22分に左サイドを突破したポドルスキからのセンタリングにシュバインシュタイガーが滑り込んでドイツが先制。ドイツは同26分にもシュバインシュタイガーのFKからクローゼが頭であわせて追加点を奪った。


 ポルトガルは同40分にロナルドのシュートを相手GKがセーブしたこぼれ球をヌノゴメスが決めて2−1としたが、ドイツは後半16分に再びシュバインシュタイガーのFKをバラックが決めて2点差に。後半42分に途中出場のポスティガのゴールで再び1点差としたポルトガルだったが、及ばなかった。


 深夜、テレビにかじりつき、手に汗握る戦いは体に良くない。しかし、結果を自分の目で確かめたいのも事実である。死闘を勝ち抜いたのはハンス・ディーター・フリック・アシスタントコーチ が指揮していたドイツであった。ドイツのヨアヒム・レブ監督は16日のオーストリア戦でベンチ入り禁止処分を受けたのも功を奏したと思うのは私だけであろうか。
 しかし、ポルトガルクリスティアーノ・ロナウドも敗退かと思うと心残りはあるが、ちょっと運命のようなものを感じてしまうハンス・ディーター・フリックの采配であった。


兎に角、ドイツが勝って残るは3つの枠である。

  • クロアチア(B組1位) − トルコ(A組2位) ウィーン (日本時間 21日3:45) 
  • オランダ(C組1位) − ロシア(D組2位) バーゼル (日本時間 22日3:45) 
  • スペイン(D組1位) − イタリア(C組2位) ウイーン (日本時間 23日3:45)

ウイーンで行われる決勝(日本時間 30日 3:45) まで、まだまだ楽しませてくれるのである。