点滴液の作り置き

 三重県伊賀市の診療所「谷本整形」で点滴を受けた患者1人が死亡、13人が体調を崩した問題で、診療所の谷本広道院長は11日、記者会見し「看護師が点滴液を作り置きしていた」と話した。また2年前にも2回、点滴後に体調不良を訴えた患者が出たが、保健所に届け出なかったことを明らかにした。

 患者の症状などから、県と県警は感染症の可能性が高いとみて調べている。


 いや〜、三重県で医療事故・・・。


  昨日10日の記者会見では原因が解からないとしていたが、1夜明けて11日には点滴液を女性看護士が作り置きしていたと発表した。大きな問題になってから、ぽろぽろと不具合が出てくるのは船場「吉兆」のコンプライアンス違反を思い出してしまった。


 もともと点滴液の作り置き自体を禁じた法令はないという。そして、谷本院長は「作り置きは禁止していた」としているのにかかわらず、10日夜になってから、三十代の女性看護師が作り置きを打ち明けたというストーリーである。どんな組織であろうか、弱いものに責任を押し付けたような、信用できないペテン師に見えてくる口髭である。


 医者嫌いの我輩、胡散臭い口髭の医者にかかる患者の気が知れないと思うのである。自分の身は自分で守るというのは大切な事である。