『SEX AND THE CITY』(SATC)

 ロマンチック・コメディは海外ではさほど受けないのではないかという当初の不安も、先週末の「セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)」と「ベガスの恋に勝つルール」の好調ぶりですっかり払拭されたに違いない。

 公開2週目の週末を迎えた「SATC」は、40カ国5708スクリーンで3760万ドル(約40億円)を稼ぎ出し、53カ国7519スクリーンで3650万ドル(約39億円)を上げた公開3週目の「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」に僅差で勝利した。

 「SATC」は、先週末から公開が始まった25カ国のうち、ギリシャ、ベルギー、デンマークノルウェイハンガリーチェコブルガリアルーマニアエストニアリトアニアを含む16カ国で初登場1位を記録。

 やはり首位発進となったオーストラリアでは、公開2日前に同作の海賊版ビデオが出回る騒ぎがあったが、初日はほとんどの上映館が満席になった。また、R-18指定(18歳未満鑑賞禁止)を受けた香港では、観客の75%が30代から40代の女性で、映画に合わせてドレスアップしたグループでの鑑賞が目立ったという。

 キャメロン・ディアス主演の「べガスの恋に勝つルール」も各地で大ヒットを記録、興行収入1億ドル(約107億円)超えが確実になった。



 セックス・アンド・ザ・シティ (Sex and the City、SATC) は、アメリカの連続テレビドラマである(全6シーズン94話)。主人公はニューヨークで働く30代後半の独身女性4人。衝撃のタイトルのようにタブーとされる「セックス」が普通に語られるラブコメディである。


 先月の30日ニューヨークで映画版が公開され、若い女性らが長蛇の列をつくったという。日本でも8月23日に公開予定であるが、おっさん一人で見に行く勇気は無い。外は雨でじっとりとしている、テレビから流れるニュースは暗い、嫌なことばかり。こんなときこそ、洗練された美女の生き方を観たいと思うのである。




パラマウント・ジャパン
http://www.paramount.jp/satc/


ギャガ
http://sexandthecity-movie.gyao.jp/