「自転車3人乗り」禁止 に思ふ


そもそも事の発端は、警察庁がこの春から「交通の方法に関する教則」を約30年ぶりに改正するにあたって、自転車については、補助椅子を使ったとしても3人乗りは「できない」などと明文化する方針だ。すなわち3人乗り禁止で違反した場合は「2万円以下の罰金または科料」にするというものである。


 今まで見逃してきたものを、杓子定規にだめだという神経、人の心を持たぬ役人が考える事である。少子化対策子育て支援に逆行だと反発する人も多い中、3月に入り警察庁も再検討とトーンダウンであるが、対策案は社団法人「自転車協会」などに3人乗り対応の自転車の開発を要請とある。

 自分が明文化しておいて、メーカーに売れもしない自転車を作らせるというのだから、子供だましである。メーカーもそんな自転車開発すれば10万円以上はするだろうし、売れるわけもない。御上から言われれば嫌とは言えない仲なんだろう。社団法人「自転車協会」の理事長は島野 喜三氏であり、あのシマノ代表取締役 会長である。 要請されて嬉しいのか困惑しているのかわからないが、癒着はこんなところから始まるのだろう。こんなものは、警察庁自ら開発すればよいのである。

 バカな法律変えるのだったら、道路整備や自転車の開発なり、先にやってから法律変えればいいのにと、昔3人乗り自転車で育った親父は思うのである。