赤福、昼すぎに売り切れ

cobayan2008-02-06



 「赤福」が営業再開されると聞き、ちょうど代休で休みになった6日、かみさんと今期で高校卒業の息子を連れ立って伊勢神宮内宮さんへひと月遅れの初詣に出かけた。


 駐車場からおはらい通りを進み赤福本店の前を通ると、4ヶ月ぶりに再開したとあって、多くの人が取り巻き、報道関係の人も物々しさに輪をかけていた。人だかりの中から店を覗いてみると、店内はごったがやしており、商品が届いてないらしく何か気まずい雰囲気であった。


 まずは御参りからと本店を後にしたが、何時来ても神宮の杜は厳かだ。曇り空だが風もなく穏やかな日で、五十鈴川の禊ぎの水も春の香りがしたような気分の良い冷たさであった。

 平成25年の式年遷宮の新しい殿舎が建つ敷地も整備され、20年という一つの節目を古いものから新しいものに受け継ぐ、国も人も若がえり栄えていくという願いがすこしは感じた様な気がした。


 神宮の鳥居を後にしおはらい街で伊勢うどんを食べ、赤福をお土産に・・・、と歩いて本店に着くと。



ガーン!赤福本店は閉まっていた。
売れ切れだったのだ。


しょうがない。五十鈴茶屋で茶菓子を買いもとめ、帰り道で「へんば餅」でもと、帰路急いだ。



ところが「へんば餅」でも行列が・・・。


赤福を買いに来て買えなかった人たちが、帰路で同じことを考えたらしい。待っている間、赤福の行列に長い時間並び、買えなかった人たちは、愚痴を吐きつつ、一人で100個以上も買うの人が沢山居たと愚痴っていたが、そういう人がへんば餅を大量に買っていくものだから、生産が間に合わない。


我家は何とか購入できたものの、『赤福』が『へんば餅』に化けてしまったわけである。それもなんとも味わい深いというか美味しいのである。