『桃犬プロジェクト』

今季から米ツアーに参戦する女子プロゴルフの上田桃子(21)が6日、都内で会見を開き、盲導犬育成のチャリティー活動『桃犬(ももけん)プロジェクト』を発足させることを発表した。今季の出場試合で獲得するバーディー数(イーグルなども含む)に応じた金額を日本盲導犬協会に寄付する。


 上田桃子といえば熊本県熊本市出身の女子プロゴルファーで、いま旬の人である。加賀電子所属。身長161cm、体重54kg、血液型A型。あの坂田信弘主催の名門:坂田ジュニアゴルフ塾出身。2007年は通算5勝、中でもミズノクラシックで全米女子ツアー初制覇は記憶に新しい。12月には日本プロスポーツ大賞最高新人賞を受賞している。彼女の名前の由来が開けっぴろげで面白い、生まれたときからお尻が大きかった(桃尻)のだという。


 彼女は盲導犬の数が足りないことを知り、自分の出来ることを考えたという。この『桃犬プロジェクト』は彼女が獲得したバーディー数(イーグル、アルバトロス含む)に30,000円(上田桃子ソニー加賀電子、キャロウェイゴルフ・サニーサイドアップサンエー・インターナショナルが5000円ずつ)を支援するというもの。支援策は4つあり、ソフト・ハード面にもおよび中身の濃いものである。


支援策

  1. 盲導犬の普及啓発活動の支援(啓発イベントの開催/ウェブページの制作など)
  2. 盲導犬育成の支援(財団法人日本盲導犬協会を通じて)
  3. 盲導犬訓練士育成の支援
  4. 盲導犬育成と視覚障害に関する研究の支援


 いま自分にできることはなにか?若い女子プロゴルファーが考え、チャリティー活動をスタートさせる。主旨に賛同する協賛各社が手を差し延べるという事はすばらしい事である。
彼女の昨年のバーディー数は311個であるが、『桃犬プロジェクト』 で倍増してくれる事を祈る。

この支援で育成された盲導犬には「桃」の文字が入ったニックネームが付けられるというが、何年かして偶然道を歩いていると、「桃」の文字が入った盲導犬にあえるかもしれない。そんなことを考えると何かうれしくなるのである。