中国産ギョーザ中毒事件

 JT は輸入された冷凍ギョーザ2品種から農薬が検出されたことを重視し、ギョウザを製造した工場から出荷された製品すべてを回収する旨を発表した。製造元の中国の食品工場からはギョーザ以外にも、お弁当用の食材や業務用食材が出荷されており、JT以外にも取引先がある。各取引先に置いても、同食品工場から出荷されている食材の回収に乗り出している。



 いや〜、日本たばこ産業(JT)が輸入した中国製冷凍ギョーザから農薬が検出された事件は、日本の食品汚染問題として大きな問題を投げかけている。実は日本たばこ産業(JT)が食品を輸入している事業をやっているとは知らなかった。調べてみると、平成11年旭化成工業株式会社の子会社である旭フーズ株式会社を日本たばこ産業(JT)に譲渡している。JTもタバコの葉の買い付けからお茶の葉に発展し、他の食材にと範囲を広げる事はあたり前のことかもしれない。


 しかし考えてみれば、旭化成工業は化学メーカーであり、旧財閥「日窒コンツェルン」の一員でもあったから公害とか汚染という事について、敏感であろうと思ったが社名が変わると関係ないと言いたげだ。赤福にしたって3ヶ月も営業停止になっていたが、何の人的被害も出していない。しかし、今回の中国産ギョーザ中毒事件では大きな被害が出ているのである。だれが悪いのか知らないけれど、内には厳しく外には甘い日本の体質は、「内弁慶」という言葉が似合う様な気がする。


 先日テレビで、中国人が銀座の老舗デパートに買い物ツアーに来て金をばら撒いているところを映していた。中国人自身が自分の国で売られているものを信用していない、だから日本まで来て買っていくという。そんなところから輸入していることが間違いの元である。偽情報で会ったが、段ボール入りの肉まんや餃子はまんざら嘘ではない様な気がするのである。