『SP』最終話


 うちのかみさんこれには気合が入っていた。コマーシャルのときもチャンネルを変えさせないと言う、目の色が違う気の入れようだった。何でこんな遅い時間帯を選んでいるのかわからないが、この番組人気は高いようである。


 正式には『SP 警視庁警備部警護課第四係』(エスピー けいしちょうけいびぶけいごかだいよんがかり)であるが、超能力を秘めた井上薫(警護第4係 機動警護班 隊員)こと岡田准一とその上司である尾形総一郎(警護第4係 機動警護班 係長)こと堤真一の行動には目が離せない。


 脚本は今が旬の直木賞作家・金城一紀そして総監督として「踊る大捜査線」シリーズなどを手がけた次世代監督の本広克行氏である。見ていて分かるが、踊る大捜査線の青島と室井の関係が井上と尾形にダブってしまう。今回最終話ということであったが、次回につなぐ疑問を脳裏に焼き付けるやり方は、小憎たらしい。

 しかし、早く続編を見たい気持ちもするのである。