バンドネオン・・・啼鵬(ていほう)

cobayan2008-01-27




  今日は縁あって、日本で数少ないバンドネオン奏者の一人である啼鵬(ていほう)氏の演奏に出会えた。


 それは2日前の会社での事である。来月の16日の駅伝に備え、そろそろ練習をしようと1月27日の四日市総合駅伝大会の応援もかねて何人かに声をかけた。その一人にT君が居た。彼はその日は地元の演奏会があるので参加できないと断られ、演奏会に来てくれと誘われてしまった。演奏会の場所は鈴鹿市民会館ということで四日市緑地公園の練習終わってから聞きにいける時間帯でもある。おまけにゲストに、最近テレビにもよく目にする啼鵬(ていほう)氏と競演すると聞き、楽しみになっていた演奏会である。主催は『かるがもブラスアンサンブル』で、もちろん会社のT君はトランペットのメンバーである。


 駐車場が少ないので置けるか気にしていたが、駐車場も偶然置けるし、開演ギリギリで滑り込むと、満員の客席も1列目の真ん中より左側が2席開いており、かみさんと2人で陣取った。啼鵬(ていほう)氏のバンドネオン演奏が生で聞こえ、彼の表情が手に取るようにわかる特等席だった。これが自由席の無料とはなんと運がいいのであろう、と小さな幸せに包まれた2時間であった。


 久しぶりに見た芸術家の顔をもった人物に会えたことで、興奮していた我輩であったが、内のかみさんは寒空に練習につき合わされ、昼飯も抜きで小さな箱を伸び縮みさせる演奏会で少々おかんむりであった。帰り道、小さな喫茶店に入りサンドイッチを食べたのは16時になる前であった。