キャッチ失敗


 痛ましい事故がおきた。岐阜県各務原市の(鉄筋5階建て)506号室、トラック運転手田原陽子さん(35)方から出火、同室約65平方メートルを全焼した。この火事のおきた階下(4階)の斜め下の階の住人はパニックになり、1階の駐車場に集まった人たちに向かって愛娘の2歳児を受け止めてもらおうと、4階から手を離した。しかし、1階の人の手に触ったもののアスファルトの地面で頭を強く打って重体となった。4階から2歳児を受け止める事は至難の技であるが、パニックから生まれた悲劇であろう。

 先日ニュース(19日大阪市西淀川区)で3階の窓から子供を投げ下ろし、地上でキャッチ 乳児を救助するニュースが脳裏に浮かんだ。今回の事故のお母さんもこのニュースを耳にしていたのではと思うのである。だから火事=子供を受け止めてもらうという思考につながった。

 早く子供を受け止めてもらおうとパニックになったのではないか・・・。

 お母さんの気持ちを思うと、代わってやりたいと思うほど痛ましい事故である。辛い!