「国際悪質製品賞」に武田薬品の米子会社が総合トップ


 消費者団体の国際連絡組織「国際消費者機構(Consumers International、CI)」は「国際悪質製品賞」を今年から選んでいる。その栄誉に輝いたのが、武田薬品工業(Takeda Pharmaceutical)の米子会社のテレビコマーシャルである。この賞の目的は社会的責任を欠いた製品を販売した大企業に警鐘を鳴らす為とされている。今回選ばれたのは

  1. 武田薬品工業(Takeda Pharmaceutical)の米子会社不眠症治療薬「ROZEREM」のテレビコマーシャルが子どもや黒板、スクールバスなどを用いたというもの。
  2. コカ・コーラ(Coca-Cola)社は、米国および南米地域で、水道水のための貯水池を「源泉」とするボトル入り飲料水「ダサニ(Dasani)」を販売していた
  3. ケロッグ(Kellogg)社も、「悪質食品賞」を受賞した。受賞の理由は、同社の一部食品には塩分や糖分が多量に含まれているにも関わらず、世界中でアニメのキャラクターを利用して子ども向けに宣伝しているため。
  4. 米玩具大手のマテル(Mattel)社は子供が誤って飲み込む恐れのある磁石や許容量を超えるレベルの鉛が含まれていた中国製製品を販売した

 この4件の中で総合トップに選ばれた武田薬品工業、30日、国際消費者機構に「選定理由となったテレビコマーシャルは、当社とその子会社が作ったものではない」とのコメントを発表した。

 おいおい、テレビで流れていた自製品のコマーシャルを我社とは関係ないと行ったところで誰が聞く耳持つだろうか、国際悪質製品賞は一番適切なところを選んだようだ、コマーシャルを大手に頼んだきり自製品のテレビも確認しない企業はたいした事がない。先日、高コレステロール血症治療薬として開発中のTAK―475がうまくいっていないという情報から株価は下がるし、弱り目に祟り目である。