「御福餅」も表示不正の疑い 

 食品表示の偽装が相次いでいる問題に関連して、農林水産省東海農政局と三重県の伊勢保健所は29日、三重県伊勢市二見町の和菓子メーカー「御福餅本家」に、立ち入り調査を実施した。30日も調査を続ける方針。同社からの自主申告で、表示などに不正があったという。食品の表示にかかわる日本農林規格(JAS)法違反と食品衛生法違反の疑いで調査している。


 御福餅もきましたね。赤福偽装問題で連日売り切れが続いていた御福餅にも不正があったと自己申告してきたというから伊勢人は正直者が多いと解釈しようか・・・。


 もともと御福餅というのは赤福の類似商品で、伊勢市二見町の御福餅本家で作られている。創業200年の老舗ですが、パッケージは赤福と似ておりピンクの包装紙に宇治橋が描かれ、違いは御福餅のおかめの絵が描かれていることであります。餅の形も同じで、手で包んだあんこは二見浦の波の形を表わし、赤福五十鈴川の清流との区別は付きません。そして、極めつけは夏限定のあずきバー「御福マック」である。「マック」はMerchant Adzuki Beans Candyの頭文字をとって銘々され、昭和24年より販売されている隠れた名商品ですが、如何にも売れ残った商品から作ったと思わせるような、井村屋のアズキバー的なこしあんマックです。(御福マックに不正があったのかどうかは分かりません)



 しかし、一連の騒動を見てみますと、どこのメーカーも叩けば埃が出るようで、農林水産省の食の安全に対する考え方と、製造メーカーとの大きなズレが問題であると考えております。本来、三重県の伊勢保健所は赤福が1日製造量と売り上げ量を把握しておれば、廃却量を確認するだけで済んだはずです。物の流れをつかむような国税スタッフのような人材はいないのでしょうか。


 何でもいいけど、赤福が食べたくなってきたんだけど、早く再開してぇなぁ〜!