ゴキブリ嫌う鋼板開発

 JFEホールディングス傘下のJFE鋼板は20日、アース製薬、石原薬品と共同で、ゴキブリを寄せ付けない防虫機能付き鋼板「サニータ」を開発し、販売を始めたと発表した。

 おお、これは素晴らしい。ゴキブリが鋼板にさわると、鋼板の表面にゴキブリが嫌うピレスロイド系化合物を混ぜたメッキ層が功を奏し、ゴキブリが逃げて行くそうである。世界が温暖化の傾向にあり、害虫に対する食品業界の衛生管理は企業の生き残りにかけた必須条件である。害虫がよってこなければクリーンなイメージは継続され、繁盛する事間違いない。


 JFE鋼板株式会社と言えば、川鉄鋼板株式会社とエヌケーケー鋼板株式会社の事業を統合し、出来た会社である。ピレスロイド系化合物の効力は10年近く持つそうであるが、家庭用殺虫剤としてピレスロイド系化合物は比較的良く使われ害が少ないと言われているが、新たなアトピー性皮膚炎や喘息・湿疹などのアレルギーを生むのでは無いかという声も上がっている。鋼板を作るお堅い企業がアース製薬や石原薬品と手を組むと言う、新しい試みはもっと違うものを生み出してくれるのでは無いかと期待もしてみるのである。