ミネアポリス橋崩落 


崩落の瞬間の映像はすごい!恐ろしい〜!



「今まで頑張って支えてきたけど、もうだめだ!」と橋が嘆いているのだ。



 この橋の構造は映像でも分かるが、三角形を基本に組む構造のアーチ型のトラス橋である。ある瞬間、支えきれなくなった橋脚が一瞬で落ちたように見えるが、トラスの場合全体で支えあっているから、1ヵ所でも壊れると連鎖的に崩壊する。


 原因はまだまだわからないが、1967年に建造されているから鋼材が粗悪なものであるというのは考えにくい。それじゃ、溶接かリベットの接合不良。はたまた、重量計算ミスなんて事も考えられる。
 勿論こういう考えられない事故が起こった時には、複合的な要素が重なり事故につながる場合があるから、改修作業との因果関係はぬぐいきれない。


 昨日はNHK BS-1 BS世界のドキュメンタリー『検証チャレンジャー爆発事故・明らかになる舞台裏の攻防』をやっていたが、あのような日の当たる現場と今回のような日陰の部分をアメリカ社会はどう比較するのか興味深い。今回の事故はチャレンジャー爆発よりも大きな人的被害を出している。事故というのは起こった物はしょうがない。でもこの次、絶対起こらないように国を挙げて取り組む事が大切な事だと思うのである。