鈴鹿8耐、ホンダの連勝止まる。



 第30回鈴鹿8時間耐久ロードレースは29日、三重県鈴鹿サーキット(1周5.821キロ)で決勝が行われ、ポールポジションからスタートした岡田忠之カルロス・チェカ(スペイン)組を抑え、プライベートチームの老舗、ヨシムラの加賀山、秋吉組が優勝した。今回ホンダには11連覇という重い課題がのしかかっていたがそれを跳ね除け、スズキのマシンをベースにした「ヨシムラ」が216周(平均時速156.65キロ)を走破し、第1回、第3回鈴鹿8時間耐久ロードレースに続き再び制した。



 「ヨシムラ」といえばオートバイ・自動車用の部品・用品の研究開発、レース参戦、製造販売を手がけるメーカーで株式会社 ヨシムラジャパン の事である。創立者・吉村秀雄の姓から名付けられ、秀雄氏は「POP吉村」の愛称でも有名である。1995年に享年73歳で亡くなっているが、その熱い思いは次の世代に脈々と受け継がれている。今回、プライベーターで優勝したのだが、この快挙を3回も実現するとはホンダがどんどん巨大化する中、我々に伝えてくれている事も大きい。

 http://www.yoshimura-jp.com/index.html