磁性体塗料のパソコン(天板の話)

 NECは2007年7月11日、新しい塗装技術で、平面の天板が立体的に見えるノートパソコン「LaVie G タイプLベーシック(s) 3Dデザインモデル」を発売した。Web販売専用BTOモデルのカラーバリエーションで、8月末までの期間限定。直販の「NEC Direct」で最小構成価格10万5210円。


 最近、パソコンの動きが遅くなってきた。たぶん、子供たちが勝手にソフトをどんどん入れ、勝手に使っているのが原因なのだと親父は思っている。だから、自分専用のが欲しいので、ついつい新しいパソコンが出ると目が行ってしまう。



 このNECのパソコンたかが天板に特殊塗装で中身は特に変わらないが、ちょっと難しい塗装技術を使用している。金属を含んだ磁性体塗料を塗ったすぐに磁界をかけて、乾くまでに磁性体を特定の方向に向かせ固着させる。これにより、薄くも立体感のあるデザインになるという。 仕様は、15.4型WXGA(1280×800ドット)液晶、Turion 64 X2 モバイル・テクノロジ TL-52(1.60GHz)またはモバイルSempron 3400+(1.80GHz)を搭載し、メインメモリー、HDD、光学ドライブなどの種類や容量を選べる。 OSは、Windows Vista Home Basic/Home Premium/Businessから選択。本体寸法は幅360×奥行き260×高さ36.6〜40mm、重さは約3.0kg(標準バッテリーパック込み)。



 もう1台注目が日本ヒューレット・パッカード(HP)の新デザイン「ZEN-design sekkei(雪景)」である。、「混沌から静寂へ」というコンセプトをもとに「降りしきる雪が不規則に空に舞い、深く降り積もる様子」をイメージしたという。これも、特殊塗装がほどこされておりデザインフィルムに樹脂を流し込むことでデザインを転写する技術「HP Imprint」を採用し、最終工程で表面塗装を行う従来型のPCと比較して傷に強く色のはげがない美しい外観を長期間保てるそうだ。仕様は、CPUがIntel Core 2 Duo T7100(1.80GHz)/T7300(2.0GHz)いずれかより選択できるほか、メモリは1GB(512MB×2)、または2GB(1GB×2)のPC2-5300 DDR2 SDRAMを搭載する。

 どちらかといえばHPを選びたいが、欲しいだけでさきだつ物が無いのである。