ドライブレコーダー

最近「ドライブレコーダー」という言葉をよく耳にするようになった。フライトレコダーの車版であるが、事故の前後20秒間を録画するすぐれもので4万円前後で購入できるそうだ。被害者なのに目撃者がいない為に加害者にされたり、事故相手の言い分に意義を唱える時に証拠として使用できるわけである。


 6月23日午後9時30分ごろ、兵庫県尼崎市三反田町三丁目の県道で、ワゴン車がセンターラインを越えてタクシーと衝突、タクシーの運転手岩田浩一さん(48)と乗客の松村美津子さん(68)が頭などを強く打ち死亡した。ワゴン車の運転手は焼酎など10本飲んだ上に運転していたと言い、容疑は認めているという。このタクシーにもドライブレコーダーが設置されており、事故の瞬間が撮影されていたという。ワゴン車の運転手はこの事故の前にもひき逃げを起こしているらしく、事実関係は捜査中であるがひどい運転手は後を立たない。


 ドライブレコーダーは正式にはイベントデータレコーダーEDR; Event Data Recoder)とよばれ、通称としてドライブレコーダーと呼ばれている。アメリカ合衆国には、国家道路交通安全局 (National Highway Traffic Safety Administration) がEDRの統一規格を開発し、全ての新車にそのEDRの装着を義務づけるように働きかけているグループ(ロビー活動)もあり、義務付けが予定されている。

 勿論この機器をつけるという意思のあるドライバーは安全運転を心がけるという強い意志があることであり、事故撲滅には有効な装置である。損害保険会社はこの機器を取り付けているドライバーは保険料を50%引きなんていう新しい保険も生まれるかもしれない。事故防止を目指した自社啓発にも有効であり、ナビの次に必要な機器になるのであろう。

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