「誠の碑」


 東京都板橋区東武東上線ときわ台駅で二月、線路に入った女性を助けようとして電車と接触し死亡した警視庁板橋署・常盤台交番の宮本邦彦警部=当時(53)=をたたえる記念碑「誠の碑」が同駅北口の交番前に建てられ、十六日、住民や遺族らが除幕した。
 碑は、常盤台地区の12町会・自治会が「宮本さんの勇気を語り継ごう」と建立を決定。寄付を募ると全国から約420万円が集まった。宮本警部が警察学校の卒業時に寄せ書きに書いた「誠実、誠意、誠心」の三つの誠にちなみ、「誠の碑」と名付けられた。

 こんな世知辛い世の中、市民を助けようとした宮本さんすごいと敬服する。私と同じ53歳と聞くと正義の味方を信じて、月光仮面に見入ってた年代だ。「誠実、誠意、誠心」を座右の銘にし、市民の為に命をささげる姿は到底自分には出来ない。しかし、彼のことを忘れてはならない気持ちがたくさんの人に伝わり「誠の碑」ができた事は、宮本さんの家族にとってもうれしい事であろう。