ジム・トレーシー監督、ありがとう。


 ヤンキース戦で大リーグ初登板したパイレーツの桑田。結果は五回から登板し、主砲アレックス・ロドリゲス本塁打されて2回2失点だった。勝敗、セーブは付かなかったが、ジム・トレーシー監督ならまだまだチャンスは与えてくれるだろう。

 大リーグともあればご存知の通り競争の世界、お涙頂戴では勝てる訳が無いのである。ジム・トレーシー監督は桑田の熱い情熱を分かっている、そして他の若い選手にそれを伝えることこそ強いチームに育つ第1歩であることを。

ジム・トレーシー 1955年12月31日、米オハイオ州生まれの51歳。83、84年には大洋(現横浜)で計128試合に出場し、打率3割1厘、20本塁打をマークした。84年に引退、01〜05年にドジャース監督、06年にパイレーツ37代目の監督に就任した。