松本人志監督映画「大日本人」が公開

cobayan2007-05-21


 第60回カンヌ国際映画祭はちょっと複雑で分かりにくいのであるが、本部事務局とは別の組織によって運営される二つの人気部門、監督週間と批評家週間があるそうだ。今回ダウンタウン松本人志(43)が初監督した映画「大日本人」はこの監督週間で公式上映されたものだ。もちろん良い成績であれば、新人監督賞(カメラドール)の対象になるから、松本人志監督も力が入る。

 ところでこの「大日本人」今まで非公開であった為、内容は分からなかった。今回の上映でベールを脱いだそうだ。(それほどたいそうなものでもあるまい)松本演じる中年男・大佐藤は高圧電流を浴びて巨大化する能力で、正義のヒーローとして「獣(じゅう)」と戦い、日本を守り、生計を立てているそうな。まあ、パロディといったところか。お笑い映画を外国人がどこまで理解できるのか考えると、もう少ししっかりしたストーリーで挑んで欲しかった。今回の上映で賛否両論であるが、観客の反応は良かったと聞くと、日本のお笑いも世界に通じるのかと嬉しくもある。

 尚、映画祭とは直接関係無いが、キムタクと香取が「HERO」と「西遊記」のPRに乗り込んだそうだ。世界中から集まる映画買い付け業者に売り込むためとか言うが、カンヌの宣伝効果は大きいという。