沈没船から600億円分財宝が・・。

 米フロリダ州の沈没船探査会社が18日、米国が英国などの植民地だった時代に大西洋で沈没した船から銀貨50万枚以上と金貨数百枚を発見したと発表した。総額は5億ドル(約600億円)になるとの試算もあり、同社は「歴史的な沈没船で見つかったものとしては過去最大級」と説明している。


 発見したのはオデッセイ・マリーン・エクスプロレーション社で、5月18日大西洋のある場所からというだけで詳しい場所は公表していない。この「オデッセイ海洋探査」は高性能の潜水艇を所有し、潜水技術は高いと言われ過去にも実績があるという。

 沈没船・財宝というとほとんどが人をひきつける魅力があるので、数々の詐欺事件が有名であるが、船を引き上げて利益を得るよりは、その情報に作り話を大きくし、財宝引き揚げに投資すれば儲かると金を集めた方が利益率が高いのである。あたり前の話であり、健康食品販売「リッチランド」は400億円を集めたという昔話もあるから、実際に財宝が引き上げられる価値の数十倍の詐欺事件が横行している事は間違いない。

 まあ今回無事引き上げられたが、その価値を見積もるのは難しい。専門の鑑定家が時間をかけて鑑定し、高い値段で売れる計画を寝るのだろう。金貨、銀貨にしても地金の価値と古銭的な美術品としての価値は違うものである。もしワインの瓶が無傷で引き上げられたとすると金貨より高い値段が付くかもしれない。2年位前に引き上げられたマデイラワイン[1675]はオークションで1,575,000円の金額がついたがそんなものが見つかればどんどん金額は跳ね上がる。金にせこい自分の性格としてもちょっとでも高く売れる方法を頭の中で想像してみるのである。