信頼回復対策会議


 不二家事件(消費期限切れの牛乳を使ってシュークリームを製造していた問題)は我々消費者に不二家というブランドを崩壊させてしまった事はどうしようもない無い事実です。これを受け不二家は、一連の不祥事に関する事実把握と原因究明を行い、不二家の信頼の回復と再生の方策を提言することを目的とし信頼回復対策会議を1月29日(月)を発足させた。
 私はこの信頼回復対策会議は不二家が社運をかけて真剣に取り組んでいると評価しているし、中間報告も事実に基づき報告している。3月末頃を目処に最終報告としているのも納得できる。

 そして最終期限が近づいて来た中、TBS系の情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」で放送された内容に事実の歪曲(わいきょく)があると信頼回復対策会議が指摘していることが28日、分かった。信頼回復対策会議は真剣にやればやるほど、報道で国民に知らされている内容が事実と違う事に気が付いてきたのだろう。店舗から賞味期限の切れたチョコレートを集め、再生していたと言う「朝ズバッ!」の報道に対し、成型不良品を溶解して再利用していただけで、期限切れの商品を集めることや、牛乳を混ぜるようなことはないという事実に自信が出てきたのだろう。

 信頼回復対策会議は問題が発生した背景を受け止め、事実に基づいた具体的な事例をあげ、真の原因が何だったのか明確にして欲しい。そして新生「不二家」になったことをアピールしてくれることを望みます。あと、報道のねつ造であったかどうかはTBSの問題であるが、みのもんたの番組のように視聴率を守る為、行き過ぎた報道、誤解を招く表現、事実誤認には細心の注意を払って欲しい。