2007年能登半島地震

cobayan2007-03-26



 3月25日(日)午前9時42分ごろ北陸中心に起きた強い地震震度6強マグニチュード6.9、死者1名、重軽傷者は206人と発表された。気象庁によると震源地は輪島市の南西約30キロの能登半島沖で震源深さは約11キロ。津波は10〜20センチを観測。

 石川県の観測史上、過去最大の地震という。301棟全半壊、2497人避難となったが、この地震規模から考えると、死者1名と言うのは不幸中の幸いである。暖冬がもたらした暖かさと当日は天気が悪く乾燥してなかったから火災に結びつく被害は出ていないと言うのが被害が最小に食い止められた原因であろう。そして津波も小さく被害にはおよばなかったことは良かった。場所が人口密度の大きな都会であったならと考えると背筋が寒くなる。

 
 今回の地震は主要活断層以外の未知の断層が震源になった。太平洋側の太平洋プレートやフィリピン海プレートが沈み込んでおり、少しずつ北西方向に押されているため、列島全体に歪(ひず)みが蓄積しているのはわかるがユーラシアプレート内部で発生したと言うのは、改めて地震予知の難しさを浮き彫りにした。


 政府も地震の発生を受け、発生3分で首相官邸に対策室を設置。危機管理はまずまずの評価といえる。これから災害復旧に移って行くが、余震が続くなか災害も受けた方々は早く元気を出し、元どおりの生活に一日も早く戻って欲しい。